NTTドコモは、2014年1月16日、韓国サムスン電子などと開発してきた基本ソフト(OS)「TIZEN(タイゼン)」を搭載するスマートフォンの発売を当面見送ると発表した。ドコモは声明文で「モバイル市場を取り巻く環境の変化に鑑み、導入を当面見送る」とし、新たな発売時期は「未定」としている。
TIZENは、米アップルのiOS、米グーグルのアンドロイドに次ぐ新しいOSで、HTML5という技術を使い、ネットにつながればアンドロイドやiOSのスマホでも利用できる。これまでアプリ開発者はアンドロイドとiOS向けに同じ機能のアプリを開発する必要があったが、タイゼン対応のアプリならば1種類で全てのスマホに対応できるため、二大勢力である米アップル、米グーグルに対抗する動きとしてい注目されていた。