イーグランド(3294)は、中古住宅などにリフォームを施し、付加価値を付けた中古住宅の販売を行っている。事業エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏が中心。顧客ターゲットは若年ファミリーや初めて住宅を購入する層で、マンションや戸建などの居住用物件を中心としており、販売価格2000万円以下の物件が60%を占めている。
物件の仕入は裁判所が実施する不動産競売による仕入が約70%で、一般の中古住宅流通市場からの仕入も強化している。また物件の仕入から売却までの期間は平均6.4ヶ月となっている。
{主要業績推移}
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売上高 |
経常利益 |
純利益 |
純資産 |
総資産 |
自己資本比率 |
2012年 |
92億円 |
3億円 |
3億円 |
24億円 |
80億円 |
30% |
2011年 |
97億円 |
1億円 |
0.9億円 |
20億円 |
62億円 |
32.7% |
2010年 |
89億円 |
6億円 |
3億円 |
19億円 |
62億円 |
31.5% |
2009年 |
67億円 |
8億円 |
4億円 |
16億円 |
51億円 |
31.8% |
2008年 |
75億円 |
1億円 |
1億円 |
11億円 |
38億円 |
29.7% |
{経営方針}
中古再生事業の物件仕入は主に金融機関からの資金調達で行っていることから、販売不振による在庫の滞留とそれに起因する資金繰りの悪化が事業継続へのリスクとなる。よって、長期の滞留在庫を抱えず、高い在庫回転率を追求するため、若年ファミリーや初めて住宅を購入する層をメインターゲットとした物件を中心に扱う。