エンカレッジ・テクノロジー(3682)は、企業や官公庁の基幹業務を担っている情報システムを運用・管理するパッケージソフトウェアを開発し、金融機関や上方サービス企業・官公庁に販売している。ソフトウェアを顧客の情報システムにインストールし、システム管理者が行った操作内容を克明に記録。操作ミスによる情報漏洩・システムトラブルを防ぎ、システムが毎日安全に稼動することをサポートしている。また、パッケージソフトウェア提供先に製品のOSのバージョンアップへの対応や新機能追加に対応した改良版の無償提供を行うサービスを展開しており、契約更新率は過去3期とも90%超えており、顧客との長期的な関係を構築している。 今後は、主力のパッケージソフトウェア「システム監査証跡ツール」市場での地位を確固とするため、システム運用製品群の統合を進めると共に、製品群による顧客のシステム統制の運用を社員が常駐して実施するサービスを新たな戦略として開始。クラウド事業者やデータセンター事業者にも展開を図ることで新市場を開拓する。 {主な株主}
コード 企業 保有数 割合
7739 キヤノン電子 5万株 1.65%
8056 日本ユニシス 5万株 1.65%
9739 日本システムウェア 5万株 1.65%
{主要業績指数推移}
  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2012年 9億円 3億円 1.9億円 10億円 13億円 74.5%
2011年 7億円 2億円 1.4億円 8億円 8億円 76.3%
2010年 6億円 1億円 1億円 7億円 8億円 81%
2009年 6億円 2億円 1億円 5億円 7億円 69.4%
2008年 5億円 1億円 0.9億円 4億円 5億円 80.4%
【主な相手先別の販売実績】
2012年 2011年
売上高 割合 売上高 割合
NTTデータ 1.5億円 17.2% 1億円 14.1%
{事業内容} 【パッケージソフトウェア製品の開発・販売】 企業や官公庁の基幹業務を担っている情報システムを運用・管理するパッケージソフトウェアを開発し、金融機関や情報サービスの企業や官公庁に販売している。ソフトウェアを顧客の情報システムにインストールし、システム管理者が行った操作内容を克明に記録。操作ミスによる情報漏洩・システムトラブルを防ぎ、システムが毎日安全に稼動することをサポートしている。販売先である顧客企業のシステムにパッケージソフトウェア製品をインストールする数に応じて、製品のライセンス料を受け取っている。 【保守サポートサービス】 パッケージソフトウェア提供先に製品のOSのバージョンアップへの対応や新機能追加に対応した改良版の無償提供を行うサービス。ライセンス価格の一定額を契約時に年間契約料金として受け取る。保守サポートサービスの契約更新率は過去3期とも90%を超えており、ソフトウェア提供先と長期的な関係を構築している。 {経営戦略} 主力パッケージソフトウェア「システム監査証跡ツール」市場での地位を確固とするため、システム運用製品群の統合化を進める。また、これらの製品群による顧客のシステム統制の運用を社員が常駐して実施するサービスを新たな戦略として開始し、クラウド事業者やデータセンター事業者にも展開を図ることで新市場を開拓する。