米ツイッターは11月上旬に新規上場する。7000万株の新株を発行。1株あたり17ドル~20ドルの売り出し計画から23ドル~25ドルに引き上げ、資金調達額は最大で17億5000万ドル(約1715億円)、時価総額は138億7000万ドル(約1兆3700億円)となる見込み。 ツイッターは140文字以内の短文を投稿するサービスで、2006年に開始。2012年12月に月間利用者が2億人を突破した。2013年の売上高は前年比2倍の5億8000万ドル(約580億円)の見通し。前年の最終損益は6925万ドル(約67億円)の赤字だった。収益構造は広告が87%、データ卸が13%と成っている。 ツイッターはデータを複数の企業に卸す戦略を進めている。データシフト、ニップ、トプシーの米3社のほか、日本のNTTデータを1次販売代理人に認定したもよう。 デジタルガレージは2008年に米ツイッターと資本業務提携。何度かに分けて出資を行っている。また電通は2013年1月にデジタルガレージが実施した第三者割当増資を引き受け26億円を出資。デジタルガレージ株の7%を握る第2位の株主となっている。
IPO 業績
1-9月期 2012年 2013年
新株発行 7000万株 売上高 8230万ドル 1億6860万ドル
売出価格 23ドル~25ドル
調達額 17.5億ドル 純利益 ▲2160万ドル ▲6460万ドル
時価総額 138.7億ドル
{米ツイッター関連銘柄}
コード 企業 内容
4819 デジタルガレージ 米ツイッター社と2008年資本業務提携
4324 電通 デジタルガレージに7%出資。第2位の株主
9613 NTTデータ 米ツイッターのデータ卸業の販売代理店に認定
2489 アドウェイズ 米ツイッターに「Twitterプロモ広告」を提供