債券売買高では大手銀行が売却を拡大しているのに対し、生命保険や地方銀行が購入している。大手銀行の7月の売越額は3兆7000億円となった。日銀が大規模な金融緩和を導入した後の国債相場の乱高下は収まったが、新規の買いは限定的となっているようだ。一方、生命保険は市場で債券を購入しており、7月は1兆2600億円の買越だった。国債の買い手は大手銀行から生命保険や地方銀行にシフトしつつある。 {債券売買高推移 買越額・売越額}
  4月 5月 6月 7月
大手銀行 ▲5.1兆円 ▲1兆円 ▲2.2兆円 ▲3.7兆円
生保 0.8兆円 1.2兆円 1.3兆円 1.2兆円