東京証券取引所は、2013年6月20日、2012年度の株式分布状況調査の結果を発表した。
【金融機関の株式保有比率 28.0%】
金融機関の株式保有比率は28.0%と前年同期比1.4ポイント減だった。都銀、地銀、生損保などが政策保有株などを売却。年金などが方針としている保有割合を保つために売却した。
【個人の株式保有比率 20.2%】
個人の株式保有比率は20.2%と前年同期比0.2ポイント減だった。保有比率は減少したものの、個人株主数は4596万人と前年比4万8000人増。日本航空などの新規上場が株主増に寄与した。
【事業法人の株式保有比率 21.7%】
事業法人の株式保有比率は21.7%と前年同期比0.1ポイント増だった。株高により資産額が増えたことや株主配分を目的に自社株買いを増やしたことが寄与した。自社名義の株式保有額は13兆円と前年比2兆円増加した。
【外国人の株式保有比率 28.0%】
外国人の株式保有比率は28.0%と1.7ポイント増だった。2012年11月からの株高局面から約半年で外国人は約10兆円を買い越した。