安倍晋三首相は、2013年4月19日、大学生の就職活動の解禁時期を現在の「大学3年生の12月」から「大学3年生の3月」にするよう要請した。経済界も受け入れる構えで、2016年卒業の学生から新しい日程で就職活動が始まる見通し。
就職活動の解禁にあたる会社説明会の開催など広報活動開始時期を巡っては、当初4年生の4月からとする案が有力だったが、春休みを就活に使った方がよいとの声を踏まえ、3年生の3月とした。
また、4年生の4月からとしている面接などの選考活動開始時期も4年生の8月に送らせるよう求める。学生が学業に専念できる環境を整え、欧米への留学生らの就活の機会を確保する。留学を促すほか、インターンシップなどキャリア教育の充実を求める。