公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、2013年度、給付をまかなうため、積立金を4.6兆円取り崩す。
団塊世代の受取などで給付額が増加したため、保険料や税金で足りない分を取崩で穴埋めする。
公的年金は、毎年入ってくる保険料と税金で給付をまかなっている。以前は保険料・税収と運用益で積立金を増やしていた。しかしながら、近年の低成長や年金受給者の増加で毎年の収入だけでは給付がまかなえず、GPIFは積立金の取崩し支払いに隔てている。
09年度の取崩額は4兆円。10年度は6兆円。12年度は6.4兆円となっている。