米FRBのイエレン議長は、2017年2月14日、追加利上げについて「今後数回の会合で判断する」とした。また「追加利上げの条件は、雇用と物価が想定通りに改善するかどうか」「利上げを先延ばししすぎるのは賢明ではない」とした。FRBは、2017年に年3回の引き締めを想定している。

また、トランプ政権の財政拡張策には「長期的な経済成長や持続可能な財政収支との両立が重要だ」とした。FRBは、労働市場が完全雇用に近づいたとみており、大型の景気刺激策を打てば想定以上のインフレ圧力をもたらす可能性があると懸念している。