ニプロは2017年2月13日、約340億円を投資し、ベトナムで糖尿病患者向けの人工透析用の血液回路などを生産する工場を新設すると発表。月内にも医療機器子会社「ニプロベトナム」をホーチミン市のサイゴンハイテクパーク工業団地内に設立し、カテーテル、血液回路、輸液セットなどを製造する。2018年10月からの順次稼働を予定しており、まず3年内に約215億円で土地や建屋を建設しカテーテルなどの生産設備を導入。その後25年までに約125億円を投じて順次生産能力を引き上げる。生産した機器は人工透析の需要増に対応するため、日本国内を中心に東南アジア各国にも供給する計画。能力増強により、ニプロベトナムは25年度をメドに約90億円の売上高をめざす。
ニプロ ベトナム医療機器新工場建設で需要増に対応
項目 | 内容 |
投資総額 | 340億円 |
対象 | ・ベトナムに人工透析用の血液回路を生産する工場新設 ・土地や建屋を建設しカテーテルの生産設備導入(3年以内) ・順次生産能力を引き上げ(25年までに) |
稼働時期 | 2018年10月より順次稼働 |