丸紅は2016年12月20日、約100億円を投じてフィリピン中部のバタンガス州で石炭火力発電所に参画する。プティンバト発電所を保有する運営会社の株式20%を12月20日付で取得。プティンバト発電所は、発電容量約27万キロワットで、2015年4月に商業運転を開始している。丸紅は配当収入を得るほか、運営に参画して人員派遣も検討する。バタンガス州では港湾が整い、マニラ首都圏に電力を供給するため、今後も発電所が増える見通し。また、人口増加や経済成長に伴い電力需要は2030年に15年比で約9割増える。
丸紅は同州でほかの発電所の買収・参画も検討しており、培った運営ノウハウを生かし、成長市場を開拓する。
丸紅 フィリピンで火力発電事業への出資参画
項目 | 内容 |
投資金額 | 100億円 |
対象 | バタンガス州で石炭火力発電所に参画 |
取得比率 | 運営会社の株式20% |
取得時期 | 2016年12月20日付 |