石油輸出国機構(OPEC)は、2016年11月8日、中長期的な世界石油見通しを発表した。2021年の需要は2015年比650万バレル増の日量9920万バレル。OPEC産原油に対する需要が2018年に3340万バレル、2019年以降は3370万バレルに達するとした。米国景気の堅調さの維持やインドなど新興国の需要増が押し上げ要因となる。
北米シェールオイルの生産回復は、原油安の長期化などで従来見通しより遅れると分析。2021年に480万バレルとした。
予測の前提となる原油価格想定は、今後5年間で1バレル65ドル程度に回復し、緩やかな上昇が続く見通し。
OPEC 世界石油見通し
項目 | 内容 |
世界需要 | 2021年に9920万バレル |
OPEC産原油需要 | 2018年に3340万バレル 2019年以降は3370万バレル |
北米シェールオイルの生産 | 2021年に480万バレル |
予測前提の原油想定価格 | 5年間で1バレル65ドル程度に上昇 |