伊藤忠商事は2016年9月20日、中国最大の国有複合企業、中国中信集団(CITIC)グループと合弁会社を設立し、中国で病院経営に参画すると発表。CITIC側が5割強、伊藤忠が残りを出資する方向で協議を進め、伊藤忠側の投資額は総額で数百億円規模になるとみられる。CITICメディカルは総合病院など約7カ所の医療施設を運営しており、このうち複数の施設を合弁会社が買収し、移管するという。
中国は経済成長に伴う所得増加で高度医療の需要が増しているが、治療拠点が不足している。伊藤忠は日本の医療ノウハウを提供したり、医療機器を供給したりすることで、効率的な経営を支援する方針。
伊藤忠 中国で日本大手初の病院経営に参入
項目 | 内容 |
投資金額 | 数百億円規模 |
対象 | CITICグループと合弁会社を設立 |
出資比率 | CITIC 5割強 伊藤忠 残りを出資 |