デュアルタップは、東京都心部及びその周辺で資産運用を目的としたワンルーム型マンションの企画・開発を行う不動産販売事業、マンションオーナーから賃借し一般に貸し出すサブリースやマンション業務受託業務を行う不動産賃貸管理・仲介事業、マレーシアとシンガポールで不動産紹介事業を行っている。
収益不動産市場は、単身者や少人数世帯を中心とした東京都心部やその周辺への入り口移動の継続などを背景に、賃貸・実需ともに底堅い需要が続く見通し。デュアルタップは不動産販売事業を最大のコア事業とし、これに関連する事業もコアにすることで経営資源を集中させる。また、事業推進にあたっては、安易な拡大路線をとることなく採算性を重視する方針。
上場により調達する資金は物件開発に充当する。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2016年7月21日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | SBI証券 |
公募・売出 | 44万株 |
オーバーアロットメント | 6万6000株 |
仮条件 | 1010円~1110円 |
ブック・ビルディング期間 | 2016年7月4日~2016年7月8日 |
公開価格 | 1110円 |
事業
【不動産販売事業】
東京都心部やその周辺を中心に主に資産運用を目的とした自社ブランドマンション「XEBEC」シリーズの企画・開発を行う。開発はワンルーム型マンションが中心で、駅から10分以内を基本とした土地選定を行う。主要顧客は国内外の個人。
【不動産賃貸管理・仲介事業】
自社販売物件を中心にマンションオーナーから一括賃借し、オーナーに賃料収入を保証し、一定の利潤を加算した家賃で一般に賃貸するサブリース事業。集金代行や入居・退去に関する契約管理代行などのマンション管理業務受託業務。保有不動産の賃貸事業を行う。
【海外不動産事業】
マレーシアとシンガポールで不動産紹介事業。日本ではマレーシア・シンガポールの不動産に関するセミナーなどを開催。マレーシア・シンガポールでは日本の投資用不動産を紹介する。
販売戸数推移
2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | |
国内 | 73 | 126 | 149 | 167 | 189 |
海外 | 17 | 16 |
デュアルタップの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2016年(7-3月) | 49億円 | 2.5億円 | 1.6億円 | 8.6億円 | 49億円 | 17.7% |
2015年 | 60億円 | 4.7億円 | 2.9億円 | 7億円 | 31億円 | 22.2% |
2014年 | 48億円 | 3.7億円 | 1.7億円 | 4.1億円 | 17億円 | 23.4% |
【セグメント別業績推移】
セグメント | 2014 | 2015 | |
不動産販売 | 売上高 | 41億円 | 52億円 |
利益 | 3.5億円 | 4.9億円 | |
利益率 | 8.6% | 9.4% | |
賃貸管理・仲介 | 売上高 | 7.1億円 | 7.7億円 |
利益 | 0.1億円 | 0.03億円 | |
利益率 | 2.5% | 0.4% | |
海外不動産 | 売上高 | 0.4億円 | 0.7億円 |
利益 | 0.02億円 | 0億円 | |
利益率 | 4.1% | 0% |