LITALICOは、行政から障害福祉サービス受給者証を発行された65歳未満の障害者に対して就労移行支援を行う「WINGLE事業」、子ども1人ひとりの個性に合わせた学びを提供する学習教室「Leaf事業」を展開している。
日本における障害者数は787万人で、日本国民の約6%が何らかの障害を有しているという。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2016年3月14日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 野村證券 |
公募・売出 | 153万8000株 |
オーバーアロットメント | 23万700株 |
仮条件 | 930円~1000円 |
ブック・ビルディング期間 | 2016年2月25日~2016年3月2日 |
公開価格 | 1000円 |
WINGLE事業
運営する就労移行支援センターで、行政から障害福祉サービス受給者証を発行された65歳未満の障害者に対して就労移行支援を行う。コミュニケーション力やPCスキルの向上、職場実習などの職業訓練を実施。また、希望職種とのマッチングや面接、就業後の定着支援も行っている。
Leaf事業
【児童発達支援事業】
発達障害を持つ児童を中心に、行政によってサービス受給者証を発行された児童を対象に教育サービスを提供している。日常生活における基本的な動作指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練などを提供している。
【放課後等デイサービス事業】
学校に就学している発達障害の子どもに、授業の終了後や休業日に、生活能力の向上のために必要な訓練や社会交流、その他便宜を提供する。
【学習教室事業】
発達障害の子どもを主な顧客とし、小学校入学前の幼児を対象とする「Leafジュニア教室」、小学校入学以降の児童を対象とする「Leafプログレス教室」を展開している。「Leafジュニア教室」では、児童発達支援事業の対象外となる親子教育や保育園、幼稚園、小学校への入園・入学準備などのサービスを提供。「Leafプログレス教室」では、小学生、中学生、高校生を対象にサービスを提供している。
経営戦略
全事業合わせて112カ所のセンター・教室を運営している。各地で待機者が発生するなどがあることから、全国的に新拠点を展開する。
児童発達支援事業を卒業した児童が継続して利用できる公費事業サービスを小学生向けに展開。今後、中学生・高校生向けにも展開することを検討する。
顧客属性が異なる店舗サービスを提供する児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業、学習教室事業、インターネットサービスを提供する事業を拡大することで、WINGLE事業の売上構成比56.7%を段階的に抑える。
LITALICOの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2014年 | 55億円 | 3億円 | 1.9億円 | 5億円 | 25億円 | 19.4% |
2013年 | 42億円 | 1.7億円 | 0.8億円 | 3.1億円 | 22億円 | 13.9% |
2012年 | 29億円 | 0.3億円 | 0.3億円 | 1.8億円 | 15億円 | 11.8% |
2011年 | 17億円 | 0.5億円 | 0.3億円 | 1.3億円 | 10億円 | 13.3% |
2010年 | 8億円 | 0.3億円 | 0.3億円 | 0.9億円 | 4.3億円 | 21.7% |