米タイヤ販売のペップ・ボーイズをめぐるブリヂストンと米著名投資家カール・アイカーン氏との買収合戦。
ブリヂストンは、2015年10月26日、ペップボーイズをTOBで取得すると発表。1株あたり15ドルで、取得額は1000億円。2016年初めまでに完了するとしていた。カール・アイカーン氏は12月7日、1株あたり15.5ドルで買い取ると提示。ブリヂストンは買取価格引き上げで対抗し、12月14日に15ドルから15.5ドルに改定。12月21日、カール・アイカーン氏は15.5ドルから16.5ドルに引き上げ。12月25日、ブリヂストンは17ドルに引き上げ。12月28日、カール・アイカーン氏は18.5ドルに引き上げた。12月30日、ブリヂストンは追加提案を行わないとした。
ブリヂストンはペップ・ボーイズの買収で、米国の店舗数を30%増やす計画。両ブランドの直営店は2200店から3000店になるという。一方、カール・アイカーン氏はペップ・ボーイズ株を12%保有。自身の投資会社が保有する自動車部品販売会社との相乗効果を狙っているもよう。
ブリヂストンとカール・アイカーン氏の提示価格
企業 | 提示株価 |
ブリヂストン | 15ドル→15.5ドル→17ドル |
カール・アイカーン | 15.5ドル→16.5ドル→18.5ドル |