政府は、2014年9月24日、関西圏の国家戦略特区で、iPS細胞を活用した目の治療拠点を神戸に設けることを決めた。2015年に着工し、2017年度に開業する見通し。特区の病床数に関する規制緩和を生かし、30床を備える眼科病院「神戸アイセンター」を設立。iPS細胞を活用した網膜の再生医療を提供する。
また、日本では原則認められない症例への混合診療が2015年にも実施される見通し。米国や英国など先進国で承認を受けた医療品や医療機器を混合診療を活用して、すぐに臨床現場で使う事業を計画。大阪大学や京都大学付属病院などで、がん治療やロボット手術などに取り組む。混合診療は計画を首相が認定後、厚生労働省に申請。申請から審査終了までの期間が6ヶ月から3ヶ月に短縮される見通し。
国家戦略特区 関西でiPS治療と混合診療
項目 | 内容 |
iPS細胞 | 2017年度にiPS細胞で目の網膜治療を行う「神戸アイセンター」を設立 |
混合診療 | 2015年に先進国で承認を受けた医療品を臨床現場で使用 |