長期金利が上昇している。経済閣僚から金利上昇を容認する発言から、地方銀行が保有する国債売却を行っている。 5月15日時点の新発10年物国債は一時0.920%と高水準を付けた。日銀の金融システムリポートによると、金利が1%上昇で保有する国債価格の下落で銀行、信用金庫に計6.6兆円の損失が発生する。大手銀行は3.2兆円なのに対し、地域金融機関は3.4兆円に上る。
参考
・地銀 金利1%上昇で自己資本50%の損失
・国債償還残存年数 大手銀行2.5年 地銀4年
・地銀の国債保有額 40兆円規模
・国債における銀行の損益分岐点 1.09%
]