sMedioは、近接接続から遠隔接続まで無線技術で情報やメディアを共有、再生、転送できるワイヤレスコネクティビティ製品やブルーレイ再生ソフトの開発・販売を行っている。
顧客メーカーはsMedio製ソフトウェアを搭載した情報家電や携帯端末を販売。sMedioはその出荷数に応じてロイヤリティ収入を受け取っている。
また、メーカーなどからの発注により、顧客の仕様に合わせたソフトウェア製品を開発。製品開発後の定期的なメンテナンスを行う保守サービスも展開している。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2015年3月27日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | SMBC日興證券 |
公募・売出 | 37万7500株 |
オーバーアロットメント | 5万5000株 |
仮条件 | 2400~2520円 |
ブック・ビルディング期間 | 2015年3月12日~2015年3月18日 |
公開価格 | 2520円 |
【調達資金使途】
ワイヤレスコネクティビティに関連する新技術に対応するための研究開発に充当。
【株式関連】
項目 | 内容 |
潜在株式 | 16.4% |
製品
【ワイヤレスコネクティビティ関連製品】
近接接続から遠隔接続まで無線技術で情報やメディアを共有、再生、転送できる製品。PCやタブレット端末、スマートフォンなどとテレビやレコーダー機器を接続・連携。スマートフォン内のコンテンツをPC上で再生したり、データにアクセスしてダウンロードを行ったり、外出先でもレコーダーなどに録画したテレビ番組を再生視聴したりできる。
【ブルーレイ再生関連製品】
ブルーレイ再生のソフトウェア。デジタル家電、PC、ゲーム機器などで幅広く採用されている。
経営戦略
情報家電や携帯端末市場は、製品の低価格化や陳腐化が早いことから、ロイヤリティ収入単価が出荷台数の拡大に伴い低下する。そのため、成長率の高い市場や潜在市場規模の大きい市場に製品提供を行う方針。
独自開発と固有知的財産への投資を進め、継続的な収益確保が可能となるライセンス収入の比率を拡大。国内市場では、ネットワークの高速化やクラウドサービスのコモディティー化に対応した製品を開発。海外市場では、国内市場向けに開発した製品をタイムリーに投入する。
業績推移
【連結】
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2013年 | 7.6億円 | 0.5億円 | 0.4億円 | 5.7億円 | 9.4億円 | 60.7% |
2012年 | 5.5億円 | ▲0.6億円 | ▲1.4億円 | 5.1億円 | 6.6億円 | 77.2% |
【提出会社】
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2013年 | 6.8億円 | 0.1億円 | 0.1億円 | 5.5億円 | 8.5億円 | 65.2% |
2012年 | 5.4億円 | ▲0.2億円 | ▲1億円 | 5.3億円 | 6.9億円 | 77.6% |
2011年 | 8.2億円 | 1.7億円 | 1億円 | 6.4億円 | 7.1億円 | 89.7% |
2010年 | 6.1億円 | 0.7億円 | 1.4億円 | 5.6億円 | 7.2億円 | 78.1% |
2009年 | 3.3億円 | 1.6億円 | 1.4億円 | 4.2億円 | 4.6億円 | 89.9% |
【主要販売先】
2012年 | 2013年 | |||
売上高 | 割合 | 売上高 | 割合 | |
東芝 | 2.6億円 | 47.7% | 3.6億円 | 46.9% |
Microsoft Corp | 0.1億円 | 2.9% | 1.4億円 | 18.4% |
富士通 | 0.9億円 | 17.7% | 1.1億円 | 14.8% |
シャープ | 0.6億円 | 12.4% | 0.3億円 | 4.6% |