【新規上場】プラッツ 2015/03/09

プラッツは介護用電動ベッドの製造販売事業を展開。取り扱う介護用電動ベッドは介護保険制度上、特殊寝台に区別されるため、要介護認定区分の「要介護2」から利用できる。

2014年3月の要支援及び要介護認定者総数は前年比4.2％増の596万人、総受給者数は前年比4.6％増の479万人。認定者と受給者数の拡大から、福祉用具貸与制度における特殊寝台利用件数も前年比3.6万件増の76万件となっている。

【調達資金使途】
新製品の開発や生産設備の増強に充当。

高齢者人口の増加に伴い介護用電動ベッド需要は増加が見込まれる。新製品開発や販売拠点網の拡大でシェアを拡大する。

また、世界的な平均寿命の延伸と出生率の低下により、高齢化は世界規模での社会問題となっている。中国での65歳以上の人口は、2010年1億1300万人と総人口の8.3％から2040年には3億1600万人と総人口の22％まで上昇すると推定されている。

プラッツは販売代理店網による営業拠点の拡大などで中国を中心とした東アジア圏の開拓に取り組む。

【連結】

	売上高	経常利益	純利益	純資産	総資産	自己資本比率
2013年	45億円	2.8億円	1.7億円	11億円	27億円	42.2％
2012年	44億円	5.7億円	3.5億円	9.7億円	27億円	35.2％

【提出会社】

	売上高	経常利益	純利益	純資産	総資産	自己資本比率
2013年	45億円	2.7億円	1.6億円	11億円	26億円	43.1％
2012年	44億円	6.2億円	4億円	9.9億円	26億円	37.1％
2011年	38億円	5.5億円	2.5億円	5.8億円	21億円	26.5％
2010年	32億円	4.5億円	2.4億円	3.6億円	15億円	24％
2009年	25億円	1.2億円	1億円	1.1億円	11億円	10.1％

【介護用電動ベッド市場】
日本の人口に占める65歳以上人口の割合は、2010年の33％から2040年に36.1％まで上昇すると推定されている。

介護保険制度の加入者数は第1号被保険者(65歳以上)は2000年の2165万人から214年に3201万人、要介護認定者は2000年218万人から2014年598万人と制度内で急速な高齢化が進んでいる。

高齢者人口の増加に伴い、介護用電動ベッドの需要は増加することが見込まれる。

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