内閣府は、2015年3月9日、10-12月期の実質GDP成長率の改定値を0.4%増、年率換算で1.5%と発表した。企業が抱える在庫が減少し、速報値から下方修正した。

GDPの60%を占める個人消費は0.5%増。自動車や衣料品、飲料などが好調に推移。設備投資は0.1%減だった。

2015年2月16日の速報値では、2014年通年の実質GDP成長率を0%、10-12月期は0.6%増、年率換算で2.2%だった。個人消費は0.3%増。消費税増税後に冷え込んだ消費者心理が改善した。設備投資は0.1%増。パソコンやソフトウェアなどは増えるも、工場で使う機械などが弱かった。住宅投資は1.2%減。消費税増税前の駆け込み需要の反動が続く。公共投資は政府の経済対策執行で0.6%増。輸出は2.7%増。輸入は1.3%増だった。


2014年 日本のGDP推移

  1-3月 4-6月 7-9月 10-12月
実質GDP 1.5% ▲1.8% ▲0.5% 0.4%
GDP年率換算 6.1% ▲7.1% ▲1.9% 1.5%
個人消費 2.1% ▲5.1% 0.4% 0.5%
住宅投資 2% ▲10.3% ▲6.8% ▲1.2%
設備投資 7.7% ▲5.1% ▲0.4% ▲0.1%
輸出 6.5% ▲0.4% 1.3% 2.8%
輸入 6.4% ▲5.6% 0.7% 1.3%


【7-9月期】
2014年12月8日、7-9月期の実質GDP成長率の改定値を0.4%減から0.5%減、年率換算で1.6%減から1.9%減に修正した。GDPの60%を占める個人消費は速報値と同じ0.4%、設備投資は0.2%減から0.4%に修正した。不動産や電気、情報通信などの業種の投資や個人事業者の投資が弱かった。

2014年11月17日の速報値では7-9月期0.4%減、年率換算で1.6%減だった。個人消費は0.4%増。夏場の天候不順や物価の上昇などが重荷となった。設備投資は0.2%減。生産の遅れにより稼働率が低下した。住宅投資は6.7%減、公共投資は予算執行の前倒しで2.2%増、輸出は1.3%増、輸入は0.8%増だった。


【4-6月期】
 2014年9月8日、4-6月期の実質GDP成長率の改定値を発表し1.7%減から1.8%減、年率換算で6.8%減から7.1%減に修正した。GDPの60%を占める個人消費は5%減から5.1%減。設備投資は2.5%減から5.1%減。米マイクロソフトの基本ソフト「ウインドウズXP」のサポート終了に伴う駆け込み需要の反動が出た。

2014年8月13日の速報値では、4-6月期1.7%減、年率換算で6.8%だった。GDPの60%を占める個人消費は5%減。4月の消費増税に伴う駆け込み需要の反動で、自動車、パソコンなどの耐久財や日用品の消費が低迷した。設備投資は2.5%減。米マイクロソフトの基本ソフト「ウインドウズXP」のサポート終了に伴う駆け込み需要の反動が出た。住宅投資は10.3%減、公共投資は0.5%減、輸出は5.6%減で原油や石油製品の輸入が減少。輸出は0.4%減だった。


【1-3月期】
2014年6月9日、1-3月期の実質GDP成長率の改定値は1.6%増、年率換算で6.7%増と発表した。個人消費は2.1%増から2.2%増に上方修正。増税後も日持ちする飲料など非耐久財が好調だった。設備投資は4.9%増から7.6%増に上方修正。金融・保険業による投資が増加した。

2014年5月5日の速報値では、1-3月期1.5%増、年率換算で5.9%増だった。個人消費は2.1%増で4月の消費増税前の駆け込み需要で好調。設備投資は4.9%増で景気回復の持続や企業収益の改善で設備投資が上向いた。住宅投資は3.1%増、公共投資は2.1%減、民間在庫の寄与度は0.2%減だった。輸入は6.3%増で消費増税前の駆け込み需要で内需が膨らみ、液化天然ガス(LNG)や原油などの燃料輸入が増加。輸出は6%増で米国向けは好調も、アジア向けがふるわなかった。