メタウォーターは浄水場や下水処理場内の水処理、汚泥処理プロセスの設計から維持管理を行う。

上下水道事業は、日本では新規建設が減少傾向にある一方、老朽化で更新時期を迎えている。また、総人口の低下に伴う料金収入の減少や職員の高齢化に伴う人材不足から、自治体の直接運営から民間企業への委託が拡大している。

メタウォーターは求められる技術やサービスの領域を拡大することで収益力を強化する。海外では将来的に人口成長が期待でき、環境対応のニーズが高い米国と欧州で事業拡大を図っている。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2014年12月19日
1単元株式数 100株
主幹事 野村證券
公募・売出 1000万株
オーバーアロットメント 150万株
仮条件 2400円~2550円
ブック・ビルディング期間 2014年12月3日~2014年12月9日
公開価格 2400円

【主要株主】

コード 企業 保有割合
5333 日本ガイシ 37.5%
6504 富士電機 37.5%
9551 メタウォーター 25%


業績推移 

【連結】

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年 1054億円 80億円 41億円 200億円 871億円 22.9%
2012年 1123億円 85億円 51億円 359億円 923億円 38.8%

【提出会社】

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2013年 951億円 79億円 43億円 208億円 729億円 28.6%
2012年 967億円 76億円 47億円 342億円 801億円 42.8%
2011年 927億円 77億円 42億円 314億円 739億円 42.5%
2010年 930億円 74億円 45億円 286億円 722億円 39.6%
2009年 931億円 61億円 31億円 250億円 739億円 33.9%

【主要取引先】

  2012年 2013年
売上高 割合 売上高 割合
東京都 202億円 19.2% 227億円 20.3%


事業リスク 

公共事業が占める割合が高いため、国や地方公共団体の政策転換や財政状態悪化による上下水道施設の整備費・維持費の予算削減が業績に影響を及ぼす可能性がある。