新日鐵住金は、2012年下期から2015年下期の3年間を目途に3000億円程度の資産圧縮を進める。設備投資については償却内、戦略投入枠として年間1000億円程度を念頭に置き、売上高経常利益率5%を最低目標とし、10%を達成できる企業体質の実現を目標としている。 世界の鉄鋼需要は緩やかに増加するものの、2015年前半には華南~ASEANで新製鉄所の稼動が予想されている。また、日本の鉄鋼需要は年間6000万トン水準が継続するものと見込まれている。


新日鐵住金の経営計画 2012年~2015年

【統合効果目標】

内容 年間効果額
旧両社技術・研究開発成果の融合によるコストダウン 600億円
最適生産体制の構築 600億円
購買コストの削減 300億円
本社部門のスリム化 300億円
グループ会社の統合再編と連携 200億円

【経営目標】

項目 内容
売上高経常利益率 5%を最低目標
10%を達成できる企業体質


主要調達資源推移

【原料炭価格】

原料炭 1-3月 4-6月 7-9月 10-12月
2015年 117ドル      
2014年 143ドル 120ドル 120ドル 119ドル

【鉄鉱石価格】

鉄鉱石 1-3月 4-6月 7-9月 10-12月
2015年 70ドル      
2014年 122ドル 118ドル 99ドル 85ドル